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    #ジャンルごちゃまぜ二次創作やオリジナル小説置き場(21禁)#

    ジャンルごちゃまぜ二次創作やオリジナル小説置き場(21禁)

    愛玩情史

    ヨリドコロイド

    『女性に捕食されるスレ』に投稿したシリーズもの
    http://pele.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1268345774/l50




    【あらすじ】
    有名スーパーの店長を務める飯尾和成は、面倒見の良さとおおらかな性格で、店員や客の評判も上々だった。
    ある日和成は、精肉部の棚卸の際に、冷凍庫で凍っている肉の塊のようなものを見つける。
    それは、死亡後に極めて低い確率で液状化し復活を遂げた、いわゆるスライム人間だった。
    彼女の名は今村スミレ。見た目は女子高生程に見えるが、実は和成の母親世代の生まれである。
    諍いからホームレスに刺された和成の命を再生能力によって救った彼女は、これを縁に今後も寄生させてほしいと頼み込む。
     「うん、別にいいよ?君は命の恩人だしな」
    ここから、スーパー店長とスライム少女との奇妙な共同生活が始まるのであった。



    【目次】


    序章
    突発性液状化症候群
    スライムマミレ。
    捕食実況中継
    殺人クリーニング
    恋してEAT YOU
    環状線浪漫


    本章
    ・ヨリドコロイド 第一章 いいよ店長と原液女子高生



    番外編
    ホーム・ハンター・ホーム
    三日月のかけら




    【主な登場人物】

    ・飯尾和成(いいお かずなり)
     主人公。スーパーマーケット『Food chain(FC)』東京本店の店長。
     明るく鷹揚で、頼まれると何でも引き受けてしまう性格のため「いいよ店長」と呼ばれる。
     本人はそのことを全く負担に感じておらず、心の底から楽しんでいる。子供ができないのが唯一の悩み。

    ・今村スミレ(いまむら すみれ)
     一応ヒロイン。寄生系のスライム。昭和中期に死亡した元女子高生。
     性質は少々気難しく、宿主である和成だけに心を開く。石矢のことで責任を感じている。

    ・飯尾彼方(いいお かなた)
     和成の妻。ふっくらした体形で、穏やかな性格の良妻。
     スミレの存在にも理解を示し、実の妹か娘のように接する。

    ・大石宗太郎(おおいし そうたろう)
     『Food chain(FC)』の現社長。
     祖父の代から営んでいた鮮魚店を全国規模のスーパーにまで発展させたやり手。

    ・堂場凛(どうば りん)
     東京の各支店のエリアマネージャーで、和成の上司兼親友。
     凛としたキャリアウーマンに見えるが内面は非常に脆く、プライベートでは和成に頭が上がらない。

    ・澤口志緒(さわぐち しお)
     総菜部主任。パートから正社員になったベテランで、勤続二十年。
     誰に対しても甘い和成を心配しており、厳しいことを言いつつ母親目線で色々と世話を焼く。

    ・物部靖(もののべ やすし)グロッサリー主任。気弱だがたまに大胆な行動に出る。
    ・鈴木克夫(すずき かつお)鮮魚部主任。元は法律事務所に勤めていた。クール。
    ・那須林吾(なす りんご)青果部主任。職人気質。包丁捌きはFC1。
    ・鳥居豚平(とりい とんぺい)精肉部主任。陽気。意地でも減量はしない。
    ・金原恵那(かねはら えな)レジ主任。一児の母で、几帳面な性格。

    ・比嘉石矢(ひが いしや)
     精肉部主任を務めていた、沖縄出身の青年。スミレを拒絶後、別のスライムに食われて絶命する。

    ・恩納泰司(おんな たいじ)
     比嘉石矢が生まれ直した姿。生前の記憶を引き継いでおり、母を含め女という性に憎悪を抱く。

    ・伊藤由布(いとう ゆう)
     捕食系。双子の姉・美衣になり済まして石矢を捕食後、泰司を出産する。

    ・恩納美衣(おんな みい)
     旧姓・伊藤美衣。妹の由布を事故で亡くした後、沖縄に嫁ぐ。

    ・恩納仁(おんな じん)
     美衣の夫。沖縄で菜食専門レストラン『やさちゅら』を営む。

    ・吸田環(すいだ たまき)
     東京大空襲の際に死亡した女性。寄生系スライムの先輩として、スミレに助言をする。

    ・高須イオナ(たかす いおな)
     捕食系。ホテルで絞殺された平成の女子高生。快楽主義。面白半分で、男性捕食動画をネットに上げる。

    ・相馬千砂(そうま ちさご)
     捕食系。バブル期に交通事故で命を落とした。潔癖症で自己愛が強い。趣味兼仕事は部屋の掃除・洗濯。
     
    ・島袋ウイ(しまぶくろ うい)
     捕食系。沖縄戦の際に死亡。怠惰で行動範囲が狭いため極めて小食。

    ・尾中兵多(おなか へいた)
     吸田環の宿主で、登山が趣味の穏やかな男性。環に看取られ、老衰で死去する。

    ・種谷権兵衛(たねや ごんべえ)
     故郷の静岡に出戻って来た病弱な青年。己の甲斐性のなさに対する苛立ちから元妻の登志子に冷淡に振る舞うが、嫌っているわけではない。

    ・唐巣登志子(からす としこ)
     権兵衛の元妻で、彼にべた惚れしている。名古屋の空襲で死亡後、『労働寄生系』として生まれ変わる。夫婦で遊技場を経営するのが夢。

    ・辰巳志津(たつみ しづ)
     宿主の体内で吸血し死に至らしめる場合もある、『捕食寄生系』。権兵衛の所有権を巡って登志子と争う。




    ※今後も増えます




    【よくわかる液状人間(スライム)の特性】

    ・若い女性が死亡し火葬された後、骨のかけらが液状化して蘇った姿
    ・主に、男性を捕食する捕食系と男性の体内に寄生する寄生系に分類される
    ・彼女らが餌とする対象は「不妊男性」のみである
    ・通常形態は液状。捕食や寄生で力を蓄えることにより、人間の(即ち死亡当時の)姿を保つことが可能
    ・高い知能を持ち、不老不死、あらゆる物理攻撃が無効。体の一部だけ溶かすことも可能
    ・弱点は冷気。凍りつくと行動不能となる。また長期間餌にありつけないと冬眠状態になる
    ・温暖な気候を好む。東北以北で彼女らが発見された例はない
    ・生前の性格・職業が、スライムとしての能力に反映される
    ・捕食系は異性を惹きつける美しい容貌、残酷な性質を持つことが多い
    ・寄生系は地味な容貌と思慮深い性質を持つ。気に入った男性を「宿主」と見なし、長期滞在することがある
    ・寄生系を長期に渡って体内に宿した男性は老化の抑制・健康・長寿が約束されている
    ・その他、人語を話さず人の形を取らない「捕殺系」、寄生系でありながら宿主を弱らせ死に至らしめることもある「捕食寄生系」、宿主の労働力を搾取する「労働寄生系」などがある。「労働寄生系」は希少種であり寄生系の中では例外的に美しい容姿を持ち、性質もやや捕食系寄りである。その美貌で宿主を誘惑して肉体を操り、間接的に社会復帰を果たそうとする。これに関しては「人間の女のやってることと大して変わらんじゃないか」という男性側の意見も見られる。

    テーマ:奇妙な物語 - ジャンル:小説・文学